SFC修行とは?
そもそもSFC修行って何?
確かに私も最初は??っていう感じでした。たまたま観ていた飛行機系YouTubeでよくでてきた言葉なのですが、意味が全くわからん!!ってなって色々と調べてみることにしました。
SFC修行について説明するためには、まず「SFC(エスエフシー)」が何なのかを知って頂く必要があります。
SFCとは「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」の略称です。
スーパーフライヤーズカードは、ANA(全日本空輸)が発行するクレジットカードの一種であり、所有しているだけでANAの上級会員(ANAプレミアムメンバー)と同等の扱いを受けることができるとってもステキなカード。
もちろん特別なカードですから、誰もがSFCを手にすることができる訳ではありません。SFCの発行には非常に厳しい条件が設定されています。
通常のクレジットカードであれば、年収等の個人属性に基づいてカード会社による審査が行われ、その審査を通過した場合にカードが発行されます。
しかし、ANAのスーパーフライヤーズカードについては、ある条件を満たさなければ、カード申込み(つまり、審査の申請)すら行えないのです。
例えば、クレジットカードの最高峰ブラックカードの審査を軽々とパスするような方であっても、スーパーフライヤーズカードを簡単に入手することはできません。
ちなみに資格がないと申込書請求をしても
詳しくは、ANAマイレージクラブサービスセンターまでお問い合わせください。
このようなメッセージが表示されます。わかっててやったのでちょっと恥ずかしかったですが(笑)
このスーパーフライヤーズカードを手に入れるために、特定の条件を満たすべく努力することを修行僧のように見えることから「SFC修行」と呼ばれています。
なんか修行している人は見た目でわかるらしく、周囲から見ると苦行をしているように感じるそうです。
SFC修行は、「スーパーフライヤーズカード」を取得するための修行なのですが、本来の目的はANAの上級会員である「ANAプレミアムメンバー」になることです。
ANAプレミアムメンバーとは、ANAの飛行機をたくさん利用しているお客様に与えられる特別なステータス。「ANA上級会員」、「ANAエリート会員」と呼ばれたりもします。
そのメリットは会員だけに与えられる豪華特典。
ANAの飛行機を利用する際、例えば空港や機内において、通常の利用客では受けることのできない特別なサービスを受けることができます。
ANAのプレミアムメンバーには、「ダイヤモンド会員」、「プラチナ会員」、「ブロンズ会員」というランクが設けられており、会員ランクによって受けることのできる特典に違いがあります。
空港で「GROUP1のお客様…」とかいう優先搭乗の案内を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?あの時に優先搭乗している人達がANAの上級会員たちです。
特に「GROUP1」はそのなかでも「ダイヤモンド会員」にしか割り振られておらず、ANAにとっては超お得意様となり特別な扱いを受けます。
「GROUP2のお客様…」の扱いになるのが「プラチナ会員」やSFC保持者、国内線のプレミアムクラスに座る人達です。
「ブロンズ会員」は上級会員ではありますが、扱いが一段階劣り、優先搭乗はできませんし、ANAラウンジもマイルを使わないと利用できません。
SFCになるための通過点ですから細かいところは気にする必要はないと思います。
ANAプレミアムメンバーになるための方法
プレミアムメンバーになるためには、原則として、ANAグループ運航便、スターアライアンス加盟航空会社の飛行機に搭乗することで獲得できる「プレミアムポイント(略して”PP”)」を貯めていく必要があります。
ANAマイレージクラブ会員のランクは、獲得したプレミアムポイントの量に応じて、下記のように出世していきます。
ANAプレミアムポイントの貯め方
プレミアムメンバーのステータス判断基準となる【プレミアムポイント(PP)】は、ANAの飛行機に乗ることでしか貯めれないポイントで、一般的に知られている「マイル」とは全く別枠で貯まっていくポイントです。
ただし、同じ飛行機に乗るとは言ってもANAマイルを貯めて発券した特典航空券ではプレミアムポイントは貯まりません。
プレミアムポイント(PP)は有償で飛行機に乗る際に積算されるということです。
このため、プレミアムポイント(PP)を貯めるためには、基本的にお金がかかります。
そして、何度も飛行機に乗ってプレミアムポイント(PP)を貯めていくと、毎年1月~12月の間に貯めたポイントの合計で、翌年のANAステータス(会員ランク)が決まります。
ANAステータス(会員ランク)は毎年1月~12月の間に貯めたポイントの合計で決まりますが、ステータスそのものの有効期間は4月から翌年3末までになります
プレミアムポイントを貯める時のデメリット
ANAプレミアムポイントは毎年12月末でリセットされされゼロになる
プレミアムポイントを貯めていくときに最大のデメリットであり、壁でもあると感じていますが、いくら頑張って貯めても、プレミアムポイントは翌年ゼロになります。
このため、少しずつプレミアムポイントを貯めてANAプレミアムメンバーを目指すことはできません。
目標とする会員ランクの必要ポイントを意識的に貯めていかなければ、努力が無駄になってしまいます。
例えば、最低ランクのブロンズ会員で年間30,000PP以上が条件となっているため、仮に毎年のように20,000PPずつ貯めていても、一生上級会員にはなれないということです。
毎年リセットなのでステータスを維持も難しい
毎年ゼロからスタートするとなるとプレミアムメンバーとしてのステータスを維持するのも大変です。
例えば、今年プレミアムメンバーであったとしても、来年もプレミアムメンバーになるためにはまたプレミアムポイントを50,000PP貯めなければいけません。
つまり、プレミアムメンバーのステータスは原則1年間だけであり、その後もプレミアムメンバーであり続けるためには、毎年のように必要となるプレミアムポイントを貯め続けていく必要があるのです。
これには、飛行機にかなりの頻度で乗り続ける必要がありますから、出張族かかなりの旅行好きでもなければ難しいと思われます。
その問題を解消するためにも、スーパーフライヤーズカードは是が非でも取得しておきたいカードとなるのです。
SFCのメリット
なぜ、スーパーフライヤーズカードは是が非でも取得しておきたいカードとなるのか?
それは、【ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)】なら飛行機に乗り続けなくてもプレミアムメンバーとしてのステータスを維持することができるからです。
ANAスーパーフライヤーズカードの所有者には、ANAプレミアムメンバーである「SFC会員」としてのステータスが自動的に与えられます。
つまり、スーパーフライヤーズカードは、持っているだけでプレミアムメンバーとしてのステータスを得ることができるカードなんです。
このため、一度スーパーフライヤーズカードを手に入れてしまえば、カードを保有し続ける限り、半永久的にANAプレミアムメンバーとしての資格が維持されます
これこそがANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の最大のメリットであり、この一生もののステータスを得たいがためにみなさん苦行とも言われる「SFC修行」をするのです。
ANAスーパーフライヤーズカードは年会費無料のクレジットカードではありません。
もっともこれだけのステータスのあるカードの年会費が無料なんてことになったら不安になる人もいるのではないでしょうか?
自分なら疑いを持ちますね~、なにせただより高いものはない!!なんて言われているくらいですから。
このため、SFCを保有し続けるためには、年会費を払ってカードを更新し続ける必要があります。しかし、たったそれだけでプレミアムメンバーとしてのステータスを維持できるのであれば安いものです。
クレジットカードなんかに年会費を払うのはもったいないと考える方も多いでしょうが、スーパーフライヤーズカードに関しては、その考えは捨てた方が間違いないと思っています。
この辺は価値観の違いもあるので理解できない人には一生理解されないでしょうけど、私自身もそうですが、年会費がどうこう言う人が「SFC修行」をしようとはしないはずなので、金額を気にする人はいるかもしれませんが、年会費を払うことに対してもったいないと考える人はいないことでしょう。
仮に、飛行機に乗り続けてプレミアムメンバーステータスを維持しようとすれば、毎年数十万円の出費が必要になってしまうのですから、どちらがお得かは比べるまでもありませんよね。
ステータスとして持っていたいというマニアは別として、飛行機を利用する機会が定期的にない人がもっていても宝の持ち腐れになりますが、スーパーフライヤーズカードの様々な特典を考慮すると、カードの年会費以上の満足感を得られると思います。
SFCの特典はたくさんある
スーパーフライヤーズカードの取得・保有を推奨していますが、では、SFC会員になったとすると一体どのような特典を受けることができるのでしょうか?
SFC会員の特典を簡単に説明してしまえば、「プラチナ会員とほぼ同等」という言葉が理解しやすい思います。
つまり、最上級のダイヤモンド会員とまではいかないものの、ブロンズ会員よりも豪華な特典を受けることができるのです。
ブロンズ会員は、一応プレミアムメンバーという枠組みには入っていますが、使える特典にかなり限りがあります。
例えば、空席待ちが多少優遇されたり、事前座席指定できる範囲が一般会員より若干広くなる程度です。
ところが、ブロンズよりも1つランクが上のプラチナ会員になると、使える特典が一気に増えます。このため、プラチナと同等であるSFC会員が使える特典は、非常に多岐に渡ります。
例えば、
・プレミアムメンバー専用のチェックインカウンター(ANAプレミアムチェックイン)を利用することができるので行列に並ばなくて済む
・プライオリティタグ」という特別なタグが付けられ、受取時に手荷物を優先的に受け取ることができる など他にもたくさんあります
SFCを取得するためには?
スーパーフライヤーズカードを申込むためには、冒頭で説明したように、一定の条件を満たす必要があります。
その条件とはズバリ「プラチナメンバーの資格を得る」ことです。
プラチナメンバーの資格を得るためには、50,000プレミアムポイント(PP)が必要です。つまり、1年間で飛行機にたくさん乗って、50,000プレミアムポイント(PP)を貯めなければいけません。
???
飛行機に乗らなくても上級会員になれるのがSFCじゃないの???
と思う方もいるのは当然のことですが、SFCのメリットは「カードの更新だけでプレミアムメンバーの資格を維持できる」という点であって、プラチナ会員になるまでは飛行機に乗り続ける必要があります。
1回だけプラチナ会員になればOK
確かに、プラチナ会員になるのは簡単ではありません。
しかし、プラチナ会員の条件を満たしてしまえば、SFC会員になることができます。
このため、たった1回だけでもプラチナ会員になることができれば、その後は毎年のようにプレミアムポイントを貯める必要はないのです。
極端なことを言えば、飛行機に1度も乗らなくても、プレミアムメンバーとして扱われ続けます。
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- プラチナ会員になる→SFC取得→半永久的にプレミアムメンバー
- プラチナ会員になる→SFCなし→プレミアムメンバーは1年だけ
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厳しい条件ではありますが、たった1回の努力で「一生プレミアムメンバーのステータスを維持できる」と考えれば、頑張れそうな気がしませんか?
これがまさに「修行」と言われる所以です。
スーパーフライヤーズカードの申込み条件となる50,000プレミアムポイント(PP)を貯めるために、飛行機に乗る用事も必要性もないのに何度も飛行に乗り続ける行為を「SFC修行」と呼ぶのです。
乗ってきた飛行機に乗って出発空港まで戻るなんてことを普通にやっているのですから、個人的には「SFC苦行」でもいんじゃないか?って思いますけど、響が悪すぎるのでわざわざ苦行なんて言う人もいないのかもしれませんね。
SFC会員になるためには入会手続きが必須
努力?の末にプレミアムポイントが50,000ポイント貯まると、スーパーフライヤーズカードへの入会が可能になります。
ただし、自動的にスーパーフライヤーズカードが発行されるわけではなく、SFC修行後に入会手続きが必要なので注意してください。
プラチナメンバーになったら、スーパーフライヤーズカードの入会申込書を取り寄せて、早めに入会手続きを済ませてしまいましょう。
SFCの入会申込みはお早めに
スーパーフライヤーズカードへの入会申込みができるのは、プラチナ会員の資格を有している期間だけです。
プレミアムメンバーとしての資格は、プレミアムポイントを貯めた年(つまり、SFC修行をした年)の翌年度まで維持されますが、それ以降はプラチナ会員の期間が終了し、スーパーフライヤーズカードの申込み資格を失なってしまいます。
申込期間を逃してしまった場合、スーパーフライヤーズカードに申込むためには、もう一度SFC修行をする必要があります。
なお、スーパーフライヤーズカードへの入会時には、通常のクレジットカードと同様にクレジットカード会社による入会審査が行われます。
このため、SFC修行を解脱すれば必ずスーパーフライヤーズカードを確実に取得できるわというけではありません。
カード会社による審査を通過できなければ、申し込み資格はあっても、SFC会員とはなれないのです。大枚をはたいて修行はしたけれども、結局SFC会員にはなれなかったという最悪の結末もあり得ます。
SFC修行後の審査落ちリスクを回避するためには、SFC修行開始前に、スーパーフライヤーズカードに切り替え可能な「ANAカード」を発行しておくのがオススメです。
カード切り替えによってSFCを取得すれば、カード会社の審査を実質的にパスすることができます。
SFC修行でやるべきこと
それでは、SFC修行を実践することにして何をすればいいのか?
飛行機に乗り続けることです!
結論はこれしかありません。スーパーフライヤーズカードの入会資格を得るために必要な50,000プレミアムポイント(PP)を貯めれる方法は飛行機に乗ることだけなのです。
マイルなら飛行機に乗らなくても貯める方法はありますが、プレミアムポイントに関しては、飛行機に乗らずに貯めるという裏技は残念ながら存在しないのです。
このため、スーパーフライヤーズカードを手に入れるためには、例外なく飛行機に乗る必要があります。
SFC修行とは、飛行機に乗って、乗って、乗りまくる!修行なのです。
ホント、これを修行ではなく苦行と思うのは私だけではないはずです(笑)
SFC修行で飛行機に乗る回数
それでは、プラチナ会員になる(=50,000PPを獲得する)ためには、どのくらい飛行機に乗ればいいのでしょうか。
ANAでは、距離が長い路線に乗れば、その分だけ多くのプレミアムポイントをもらえます。つまり、移動距離が長いほど、一気にプレミアムポイントを稼ぐことができます。
距離的には国際線が稼げそうですが、実は路線倍率なるボーナスは国内線のが多いのです。
ですから、私の場合はパスポートもないし、わざわざ作るまでもないと国内線のみで修行することにしました。
国内で飛行距離を稼ぐ場合、どの空港から出発するのかにもよりますが、一般的には沖縄が人気です。
つまり、50,000÷2,426=20.6なので、50,000PP貯めるためには21回搭乗すればよいことになります。往復で考えるならば10往復と調整って感じになります。
50,000PPというのはとても大変そうですが、1年間かけてゆっくりと貯めるのであれば、簡単とまでは行きませんが頑張れば達成できそうな数字ではないでしょうか?
飛行機に乗るのが好きな人であれば、案外あっという間です。
SFC修行にかかる費用はいくら?
SFC修行に必要となる費用の大部分を占めるのは航空券の代金で。総額で50万円というのがひとつの目安になっています。
その他にも地上での交通費(駐車料金)や宿泊費が必要になることもありますが、基本的には航空券を安く購入することで、SFC修行に要する費用を抑えることができます。
航空券の価格は、みなさんご存知のように、飛行機に乗る時期によって異なります。
飛行機の運賃には大きく分けてハイシーズン(繁忙期)、ローシーズン(閑散期)、レギュラーシーズン(通常期)がありますが、大体安い時期は毎年変わらず、1月~2月や11月あたりが代表的です。
その他、大型連休前後も移動する人の減少に伴い、安くなることが多いです。
SFC修行の総費用を抑えたいのであれば、これらの航空券が安くなる時期を狙ってSFC修行を行うのが効率的です。
ただ、考えることはみんな同じなので、SFC修行する人が多い地域(空港)だとプレミアムクラスの予約がとれなかったりすることが多いそうなのでその点も考慮する必要もでてきます。
SFC修行の効率はPP単価で比較
効率のいい修行ということは金額が安く済んでいるということでもありますが、どうやって判断するのか疑問に思いますよね?
SFC修行の効率を数値化するために『PP単価』というものを指標としていますが、下記のような計算式で算出されます。
つまり、PP単価は、1PPを獲得するために何円かかったのかを表す数値です。
『PP単価』は、SFC修行における金銭的効率のよさを表す指標であり、PP単価が低いほど効率的に修行が行えていることになります。
SFC修行僧の間では、このPP単価10(総額50万円)を基準に、効率の善し悪しを図るのが一般的なようです。
SFC修行には事前の計画が必須
航空券は早めに手配する方が価格が抑えられますし、選択肢も多く残されています。
このため、SFCは実際に飛行機に乗って修行する時よりも、どのようなスケジュールでプレミアムポイントを貯めていくのか、事前にしっかりと計画を立てておくことが重要です。
これからSFC修行を考えている方は、効率よく修行するためにもできるだけ早く計画を立て始めないと、修行に適した路線はどんどん埋まっていってます。
航空券の価格は利用時期だけでなく、各種割引を使うことでも安くなります。
『スーパーバリュープレミアム28』という早期割引運賃を利用して、修行を計画するのがよいとされています。
いかにして安い航空券を手配できるかを考えるのもSFC修行の楽しいところだと思います。
ANA以外の航空会社もSFC修行に利用可能
SFC修行の場合、ANAでしかポイント(PP)を貯めることができたな・・と勘違いしがちですが、「ANAグループ」が運行している飛行機の他、スターアライアンス加盟の航空会社(ANA以外に24社)の飛行機に乗った場合でも、ANAのマイレージクラブ番号を登録することでプレミアムポイントが加算されます。
このため、ANAの飛行機だけに乗り続けなくても、SFC修行の達成は可能です。
ただし、制限というか条件がついていて、プレミアムポイントは、【ANAグループで貯めたもの】と【スターアライアンス加盟の航空会社で貯めたもの】とで明確に区別されていて、
ANAプレミアムメンバーを目指す場合、原則として半分以上のプレミアムポイントが【ANAグループ便に乗って貯めたもの】である必要があり、【スターアライアンス加盟の航空会社で貯めたもの】だけでは、プレミアムメンバーにはなれません。
中には海外の格安航空券を多用して費用を抑えてポイント(PP)を貯めてしまおう!!なんて考える人もいるかもしれませんが、その手段は通用しないことになっています。
例えば、SFC修行の解脱点であるプラチナ会員(50,000PP)を目指す場合には、25,000PP以上をANAの便で獲得しなければならないのです。それ以外の25,000PPについては、スターアライアンス加盟の他の航空会社の便に乗ってもOKです。
実際にやってみて分かったSFC修行のデメリット
実はSFC修行には「非常に強い中毒性」があります。多くの方が体験されていますが、これは実際にSFC修行をやってみないと分からないデメリット?です。
特に短期間で修行を終えた人に多いのですが、修行中は毎週のように飛行機に乗るのが当たり前なので、修行が終了して飛行機に乗る必要がなくなっても、なんだか無性に飛行機に乗りたくなってしまうのです。
普通の生活に戻ると、もう修行は終わってしまったんだという虚無感に襲われます。「もうしばらく飛行機に乗れないのか…」と気持ちが強くあるようです。
SFC修行を終えた人の中には、飛行機に乗れなくなることを寂しく感じてしまう人は多いようで、修行体験者の間で、「修行ロス」と呼ばれているようです。
修行には続きがある
SFC修行はプラチナメンバーとなる50,000PP達成で終了です。
SFC修行する人のほとんががココをゴールと決めていますから修行が終わりとなるのですが、プラチナメンバーは最上位ではなく、その上に更に50,000PP(つまり合計10万PP)を必要とする、A NAの最上級会員ダイヤモンドメンバー を目指す人もいます。
「もっと飛行機に乗りたい!」とか「もっとランクの高いサービスを受けてみたい!」とかの気持ちがある人は目指す価値があると思っていますが、仕事関係で飛行機に乗る機会があるならまだしも一般人が無理をしてまでステイタスの獲得に固執するだけの価値はない・・という意見もあります。
なにせ、ポイント(PP)の有効期間は1年間です。さらに50万円も使うなら海外旅行をビジネスやファーストクラスで行く方を選ぶ人もいるみたいですね。
ちなみ私も一度は目指そうと思いましたが、ポイント(PP)を計算している途中でこれなら、ビジネスやファーストクラスで海外旅行に行った方がよくね?って思い立ち断念しました。
たしかにステイタスを持っているのはとても魅力的ですし、より高いサービスを受ける・・ということも魅力的なのですが、普通の会社員に敷居が高すぎる感じはします。。
ANAだけでなくJALにも修行があります
SFC修行が終わってANAでの修行に一区切りつくのですが、修行そのものに終わりはありません。
JALにもスーパーフライヤーズと同様の制度があって、こちらは「JALグローバルクラブ」と呼ばれています。
JALの飛行機で修行をするとJALグローバルクラブカード(JGCカード)に申込むことができるようになり、ANAのスーパーフライヤーズカードと似たような特典を受けることができます。
このため、JALの場合は、SFC修行ではなく「JGC修行」という言葉が使われます。
SFC修行だけでなくJGC修行も実践すれば、SFCとJGCのダブルホルダーとなり、ANAとJALの両方で特別なサービスを受けることもできます。
両方の修行を終えるツワモノも世の中にはたくさんいるようです。
まとめ
- ANAスーパーフライヤーズカードを持っているとプレミアムメンバーの資格が半永久的に維持できる。
- ANAスーパーフライヤーズカードに申込むためには1度だけプラチナ会員になる必要がある。
- プラチナ会員になるためにはANAの飛行機にたくさん乗って(SFC修行をして)50,000PP貯めればよい。
- SFC修行には、通常であれば数十万円のお金が必要になる。
SFC修行は、スーパーフライヤーズカードを手に入れるための「修行」ですから、ある程度の時間と労力が必要になります。しかし、事前にしっかりと準備をしておけば、意外と簡単に終わります。
飛行機に乗るのが好きな人、空港が好きな人、遠くに行ってみたい人、ステータスが欲しい人は、ぜひ「SFC修行」の実践を検討してみてください。きっと一見の価値があるはずです。